松本潤が挑む“禁断の純愛”「新しい表現ができる」 『ナラタージュ』で有村架純と共演
松本「世界観が他の作品にはないような独特の空気を感じたので、その空気がどうやって表現されていくかということに興味が湧きました」
松本「ロケーションに加え、さまざまなシチュエーションの中で葉山と泉がどう動くかということが、脚本家さんや監督のイメージの上で、演じる側・見る側に委ねられている、いろんな捉え方ができるという印象でした。ですので、どういう風に作っていくか、どう演じるかを、大事にしたいと思いました」
松本「今まで自分がやらせていただいたラブストーリーとは少し違っているからこそ、ラブストーリーというくくりのなかでも新しい表現ができるのではないかと思いました」
★浴室のシーンについて
松本「シャワーのお湯がでてない状況でリハーサルをやっていたので、実際にシャワーを使う撮影本番では出たとこ勝負しかないんだろうなと思っていました。不自然に見えないようにしなきゃなとは思っていたのですが、すんなりいき、まさかの一発OKでした」
松本「水の力って偉大なんだなと思いました(笑)。シャワーの音に対してどんな言葉が出るかなと想像していたのですが、実際に本番では言葉らしい言葉は出なかったです。有村さんのことしか見てなかったので、自分がどう動いたかも覚えてないです」
★撮影前には、ロケ地の富山を1日訪れた
松本「セットがあるわけでも人がいる訳ではないのですが、葉山という人物がどういうところでどういう空気の中で暮らしているのかというのが見えたので、自分の中でとても大きな意味があったと思います」
★松本と共演して
有村は「責任感がとても強い方だと思います。プロだなと感じることがたくさんあって、現場をぴしっと切り替えさせてくれるし、自分のお芝居をやって終わりということはなく、スタッフさんたちのことまで気を使って配慮を細かくされているのを見て、いつも勉強させていただいています」と尊敬を込める。
撮影中には「松本さんがご飯に連れて行ってくださってキャストみんなで一緒にご飯を食べたり、撮影の合間にはおいしいご飯やさんの話とか、富山の地域情報を交換したりしていました」と、和気あいあいとした撮影現場の様子を語ってくれた。
★禁断の純愛
有村「私自身は、正直、この恋愛を正当化することができなかったんです」
有村「ただ、好きという気持ちには正しい正しくないということはないと思うので、いろんな愛の形があるんだなと感じながら見ていただけたらうれしいです。好きっていう気持ちは誰もが持つものだと思うので、泉の気持ちをわかってくださいというよりも、皆さんに泉や葉山先生の恋愛を抱きしめてほしいなと、この作品に寄り添ってくださったらいいな、と思います」